Adventurer3は専用の500gフィラメントを内蔵して使用する仕様になっているのですが、500gのフィラメントは一般的でなく、価格も割高になっています。
このため、一般的な 1kgフィラメントを使えるように、アダプターを作成しましたので、ご紹介します。
構想
1kgのフィラメントは内蔵できないので、蓋を開けたまま、軸を伸ばして外側に1kgフィラメントを配置できるようにします。
軸は、真横に伸ばした方が作りやすそうだけど、少し斜めにしてフィラメントを送り出しやすくしようと思います。
計測
まずは、アダプター接続部のサイズを計測します
※注意:軸の形は違う物があるようで、同じAdventurer3でも このアダプターを使えない物もあります
3Dモデル作成
次に 計測したデータを元に3Dモデルを作成します。使用したソフトは AutodeskのFusion360です。
以下は私が作った時の3Dモデル作成手順です。
1.アダプターの円柱を作成します
2.アダプターから切取る部分(本体への接続部分)を作成します
3.本体への接続部分を切取ります
4.分割して2つの部品の3Dモデルを完成させます
5.作成した3Dモデルを STLファイル(*.stl)で エクスポート出力します
出力
次に 3Dプリンターに出力するためのスライスデータを作成します。
使用するソフトは FLASHFORGEのFlashPrint 5です。
以下は3Dプリンターへの出力手順です
1.FlashPrint 5でSTLファイルを読み込み、スライスデータ *.gx を作成します
2.スライスデータ *.gxを3Dプリンターで読み込み、出力します
。。。出力中 (時間がかかります)
3.出力した3D部品を合体させます
完成
1kgフィラメントを乗せて完成です
この 3Dデータは以下からダウンロードできます
Filament Holder for Adventurer3