Adventurer3にアダプターを付けて1kgフィラメントを利用しているのですが、むき出しだと見た目が悪いのと、元の蓋がジャマなので新たなカバーを作ることにしました。
アダプターの記事はこちら
![](https://purunpurun.com/wp-content/uploads/2023/07/image-7.png)
構想
作成時の目標は
・3D出力時のサポート材をなるべく少なくする
・フィラメント入れ替えのためにカバーの取り外しはなるべく簡単にする
・フィラメントの減りが分かるように、中が見えるようにする
・元の蓋が邪魔なのでカバーの一部として利用する
![](https://purunpurun.com/wp-content/uploads/2023/07/image-9.png)
モデル作成
![](https://purunpurun.com/wp-content/uploads/2023/07/image-10.png)
![](https://purunpurun.com/wp-content/uploads/2023/07/image-11.png)
![](https://purunpurun.com/wp-content/uploads/2023/07/image-12.png)
![](https://purunpurun.com/wp-content/uploads/2023/07/image-13.png)
![](https://purunpurun.com/wp-content/uploads/2023/07/image-14.png)
完成したモデルはこんな感じです。
![](https://purunpurun.com/wp-content/uploads/2023/07/image-15.png)
![](https://purunpurun.com/wp-content/uploads/2023/07/image-16.png)
出力
内枠の部品それぞれの出力イメージです
![](https://purunpurun.com/wp-content/uploads/2023/07/image-17.png)
真ん中がモデル
周りにある8個の部品は FlishPrint5でのスライスデータ出力イメージです
3D出力時の配置は全部溝にはめる部分が上。
<Inner1>だけフックがあるためサポート材が必要になりました。
他はサポート材なしで出力できました。
以下が外枠の部品それぞれの出力イメージです
![](https://purunpurun.com/wp-content/uploads/2023/07/image-18.png)
真ん中がモデル
周りにある複数の部品は FlishPrint5でのスライスデータ出力イメージです
3D出力時の配置は全部元の蓋をはめる部分が上。
<Outer1,2,5,6,8>でサポート材が必要になりました。
他はサポート材なしで出力できました。
以下が3D出力した全部品と、元の蓋、のぞき穴用の透明板です
のぞき穴用の透明板にはダイソーの透明下敷きをカットして使いました
![](https://purunpurun.com/wp-content/uploads/2023/07/image-19.png)
完成
全部品を組み上げた感じが以下です
![](https://purunpurun.com/wp-content/uploads/2023/07/image-20.png)
本体に取り付けて完成です。
![](https://purunpurun.com/wp-content/uploads/2023/07/image-21.png)
この 3Dデータは以下からダウンロードできます。
Filament Holder Cover for Adventurer 3
追記
1カ月ほど、この状態で3Dプリンタを使い続けて、しかもカバーの上に物乗せたり、動かしたり 雑に扱っていたら遂にカバーが壊れました。本体に取り付けるフックが折れてしまいました。
![](https://purunpurun.com/wp-content/uploads/2023/08/image.png)
折れた部分は中身がスカスカで、いかにも弱そうです。FliashPrint5でのスライス実行時、モデル内の充填率がデフォルトの15%だったためです。このため、フック部分を厚くして充填率を100%にし、出力しなおしました。
![](https://purunpurun.com/wp-content/uploads/2023/08/image-1.png)
細かく複数の部品に分けて作ってよかった。接着剤を使っていなくてよかった。部品一つの交換で修復できました。